こども園案内

ごあいさつ
沿革
認定こども園とは
施設案内
基本情報
個人情報の保護について
自己評価・施設関連者評価

ごあいさつ

園長　新立大輔

かつて秋田の地に来られた宣教師たちは、キリストの教えを通して秋田の人びとと交わり、理解し、ともに歩んでいきたいと願っておられました。そこで彼らはカトリック教会を建て、すべての人をいつくしまれる神の愛のしるしを街の中に表すとともに、未来を担う秋田のこどもたちのしあわせを願ってカトリック幼稚園を設立しました。

多くの方がたのご理解とご協力をいただき、土崎カトリック幼稚園では長年にわたり、こどもたちが一人ひとりのいのちをいつくしまれる神の愛に触れることを通して、いのちの尊さと、ともに生きる人たちとの交わりの大切さを伝えてまいりました。それは、「すべてのいのちを守るため」と題されたテーマのもと、2019年に来日したローマ教皇フランシスコの思いにつながります。皆さまの中には、日本滞在中に多くの人たちに寄り添い、彼らの声に耳を傾け、ともに祈りをささげられた教皇フランシスコの姿を記憶にとどめておられる方も多いことと思います。

教皇フランシスコは、東京カテドラル聖マリア大聖堂に集まった青年たちの前で次のように語られました。

「皆さんを見ると、今日の日本に生きる若者は、文化的および宗教的に多様であることが分かります。それこそが、皆さんの世代が未来にも手渡せる美しさです。皆さんの間にある友情と、この場にいる一人ひとりの存在が、未来はモノトーンではなく、各人による多種多様な貢献によって実現するものだということを、すべての人に思い起こさせてくれます。
わたしたち人類家族にとって、皆が同じようになるのではなく、調和と平和のうちに共存すべきだと学ぶことが、どれほど必要でしょうか。わたしたちは、工場での大量生産によって作られたのではないのです。だれもが、両親や家族の愛から生まれたのです。だからこそ、皆、違うのです。だれもが、分かち合うべき、自分の物語をもっているのです。
友情をはぐくみ、ほかの人を気にかけ、異なる経験や見方を尊重すること、それがどれほど必要でしょうか。」
（『すべてのいのちを守るため――教皇フランシスコ訪日講話集』カトリック中央協議会、54ページ）

すべてのいのちをいつくしまれる神の愛と、その姿を世に示したキリストの教えに基づき、これからも未来を担う秋田のこどもたちとともに歩むため、当園は2015年には「土崎カトリックこども園」として新たな歩みをスタートさせ、2017年に新しい園舎での運営を開始し、2019年には「土崎カトリック学童クラブ」を開設してまいりました。ローマ教皇フランシスコの励ましと、全世界の教会に結ばれている信徒たちの祈りに支えられながら、土崎カトリックこども園・土崎カトリック学童クラブではこれからも、こどもたち一人ひとりがいのちの尊さを学び、ともに生きる人たちとの交わりを通して生きるよろこびを味わう、キリスト教的人間観に基づく人格形成の場を提供してまいります。

園長　新立大輔（しんたてだいすけ）

沿革

1955（昭和30）年9月: 宗教法人　土崎カトリック教会附属幼稚園の幼稚園として開園（園児　30名）
1982（昭和57）年4月: 学校法人　秋田カトリック学園として県内5つのカトリック幼稚園合併（鹿角・大館・能代・土崎・本荘カトリック幼稚園）
2015（平成27）年4月: 国の「子ども・子育て支援新制度」スタートに合わせ、幼保連携型認定こども園「土崎カトリックこども園」として再スタート
2017（平成29）年3月: 新園舎完成
2019（平成31）年4月: 秋田市の「放課後児童健全育成事業」として「土崎カトリック学童クラブ」を開設

認定こども園とは

認定こども園とは、教育・保育を一体的に行う施設で、いわば幼稚園と保育所の両方の良さを合わせ持つところです。保護者が働いている、いないに関わらず利用でき、保護者の就労状況が変化した場合でも、通い慣れた園を継続して利用できることが大きな特長です。また、認定こども園には子育て支援の場が用意されており、園に通っていない子どものご家庭も、子育て相談や親子の交流の場への参加など利用することができます。